
現在、現金10万円の給付を取りやめにし、商品券の配布に移り変わるという話が進んでいます。
現在決定している情報に関しましては
商品券の配布がありうるという情報が報道されてからはネット上でもかなりの批判が寄せられています。
筆者も当然、現金給付が嬉しいです。
むしろ商品券配布にメリットはあるのか?
今回は商品券の配布になったらという点でまとめていきます。
リーマンショック時を振り返る

現金給付は2008年に発生した”リーマン・ショック”の影響を緩和すべく2009年に1人当たり1万2000円の”定期給付金”をモデルケースとしたものです。
しかし効果はほとんどなかったそう。
それはなぜか?この理由が今回の現金給付から商品券配布に変わった重要なポイントです。
当時、給付金は貯蓄に回す人がほとんどで経済刺激に効果がなかったからです。
今回も同様に現金給付を実施したら同じことが起こりうるであろうということで”商品券の配布”を対策案として検討しているようです。
貯金しろ貯金しろとよく言われますが、ここにきてそんな掌返しかよ…と思ってしまいました。
麻生財務相「現金でやった場合は、それが貯金にまわらず投資にまわるという保証は?例えば、いろいろな形で何か買ったらひきます、とか商品券とかいうものは貯金にはお金いかないんだよね」
麻生財務相はこのように述べ、現金を給付しても貯蓄に回ってしまう可能性があり、商品券のほうが消費を促す効果が高いという認識を示した。
引用:livedoor NEWS
各国の対応

各国の対応がどんなものなのかもご紹介します。
トランプ政権は200兆円規模に修正したという報道もされています。
海外諸国では当然のように現金給付が行われています。フリーランスの事業者も対象にされているところが多いです。
比べるのは良くないですが、海外では実際に現金給付が実現されているのを見てしまうと日本の政府の対応への不満が募るのもわかります。
このままロックダウンになってしまったらより危機的な状況になることも十分ありえます。
ロックダウンとは何か知らないという方は下記リンクより解説を見ていただけます。
【首都封鎖】ロックダウンとは?今後の展望や各国の対応についてのまとめ
商品券の配布になった時のメリット
商品券配布になった時のメリットについて政府の見解は
- 商品券=購買意欲の促進
- 貯蓄に回すことが出来ない
- 地方消費の活性化
という点を挙げています。
日本では貯金はするべき!という価値観が根強く染みついているため現金を給付したら貯蓄に回されてしまうという危惧でしょう。
しかし果たして商品券配布は本当に正しいのでしょうか?
商品券の配布になった時のデメリット
ネット上では圧倒的に批判的な声が多いです。具体的にどんなデメリットがあるのでしょうか。
こちらのツイートが全てを物語っています。
商品券を作ること事態に多大な経費がかかるのです。
どれくらいの費用になるかは未定ですが、
現在1人当たり10万円程度の現金支給が検討されている額が大幅に減ることは間違いないでしょう。
これは今回の緊急経済対策の予算から経費が差し引かれるからです。
結果的に給付される金額は”大幅に減少する”ことも間違いないといえます。
現在の最新状況
どうやら農業への経済対策としてこんな話が進んでいるそうです。
こちらは国民への給付金とは別枠?であるのでしょうか。
ネット上では給付金が和牛商品券に変わるのか!?とかなりの混乱を招いています。
そしてそして、かなり気になる記事を見かけました。
なんと百貨店業界は商品券の配布を推進しているそうです。
確かに百貨店側からすれば、商品券を使うことができるので経済対策にもなりうるのではと考えるのも納得できます。
しかし明日のご飯もないという状況の人がわざわざ百貨店にまで出向いて商品券を使うという状況は想像し難い上に、酷であると思います。
※3月26日現在、「お肉券」だけではなく「お魚券」も配布を検討していると報道がありました。
お肉券とかお魚券とか….
どうも一国民として舐められているという気持ちになってしまいます。
今後の展望
おそらく現在の全国民への一律現金給付案はほぼないと考えていいでしょう。
代替え案として下記のどちらかになることが予想されます。
現段階でも給付に関して富裕層は除外することは明言されています。
現金給付の可能性は限りなく低いと言っても過言ではないでしょう。
今後も政府の動きに注目が集まりそうです。
コメント
[…] 現金給付の見送りが決定、商品券配布にはどんなメリットがあるのか? […]