志村けんさんも使用した「人工心肺ECMO」とは?ECMOでコロナは治らない?

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人気お笑いグループ「ザ・ドリフターズ」で活躍、テレビのバラエティー番組などに出演して人気を集めたタレントの志村けん(しむら・けん、本名=志村康徳=しむら・やすのり)さんが3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で死去しました。70歳でした。

20日に肺炎と診断されて都内の病院に入院、23日に新型ウイルスが陽性と判明していたそうです。

多くの方がショックを受けていると思います。 日本人なら知らない人はいないのではないかというぐらいどの世代からも愛されていたお方でした。

今回の記事はニュースなどで報道されている情報を元に「人工心肺ECMO」について説明させていただきます。

急を要する事態のため、ご友人やご家族、特に高齢者がおられるご家庭の方には情報を拡散、共有して頂きたいです。

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人口心肺ECMOとは?

「人工肺とポンプを用いた体外循環回路による治療」をECMOと呼びます。人工呼吸器や昇圧薬など、通常の治療では救命困難な重症呼吸不全や循環不全のうち、可逆性の病態に適応されます。 ECMOは呼吸と循環に対する究極の対症療法であり、根治療法ではありません。通常の治療では直ちに絶命してしまう、または臓器が回復不能な傷害を残すような超重症呼吸・循環不全患者に対し、治癒・回復するまでの間、呼吸と循環の機能を代替する治療法です。 ECMOはextracorporeal membrane oxygenation「体外式膜型人工肺」という機器の略語ですが、欧米人にとってECMO(エクモ)は発音しやすく、広く使用されています 。

出展:藤田医科大学サイト

ECMOとは簡潔にいうと自身の肺を休める治療のことです。

人工の肺で本来の肺の作業を代替する代わりに自身の肺を休めることができるという装置です。

志村けんさんは年齢はもちろん健康状態などから判断しても本来の肺では体力的にもたないという状態だったためにECMO治療を受けていました。

ですが亡くなってしまいました。ECMOを使用する段階では既にかなり危険な状態であるといえます。

人工呼吸器とECMOは違う

このツイートでも言われている通り、本来のECMOはもっと大掛かりな機械です。絶望してしまうほどに。

ただ人工呼吸器とECMOは別物であることはツイート画像でわかっていただけると思います。

出典:twitter

下のツイートの画像がECMOです。これほどに大掛かりな機械を使わなければならないという時点で相当良くない状態にあるのはお分かりいただけると思います。

ECMO自体は治療にならない

ECMO(体外式膜型人工肺)は炎症が起きている肺をできる限り休めて、その間の体の酸素の供給を保つための装置です。ECMO自体が治療にはなりません。

つまり休ませていた本来の肺が正常に機能するよう自然に治癒するしかないのです。

ECMOはあくまで時間稼ぎといった使い方に近いです。

人工呼吸器では対応しきれなくなった際に用いられることを考えたら容易に察しがつくと思います。

ECMOを使えばなんとかなっていたのは今までが奇跡に近い状態だったからです。

ECMOは高額で一般人には使えないのか?

こちらのツイートなど、ECMOの治療を受けるには高額な医療費がかかるという情報が出回っています。

そもそもECMOはどこの病院でもできる治療ではありません。救命センターがあるような、大きな病院とかです。

ECMOの治療は高額になりますが、高額医療の適応になるので、その人の収入に合わせた支払額になります。やる、やらないはその人や家族の希望や、既往症などを踏まえた上で、医師が判断するでしょう。

患者の数がECMOの数を超えるかもしれない

ECMOは国内に約1800台あります。アメリカや欧州国では既に機器の数が足りずに医療崩壊が既に起こっています。

国内のECMOの数は海外諸国と比べてもかなり多い方ではあります。(2019年度のアメリカでは約300台ほど)

しかし高齢者が多い日本にとっては1800台が埋まってしまうという可能性は大いにあり得ます。

そうなった際に重症者はどうってしまうのか。

海外では今もなお死者が増え続けています。日本がそうなってしまうのもあり得ない話ではないでしょう。

いや、むしろ可能性は高いと言えると思います。

日本は現在、日に日に感染者数が増加しています。ある一定の段階を超えると爆発的に感染者が増加するタイミングがアメリカやイギリスにも訪れました。

日本は今、その直前まできています。

本当に大変になるのはこれからなのです。

そもそもECMOを扱える人材が少ない

こちらのツイートでもわかる通り、ECMOの数は多い日本ですが扱える人材がとても少ないのです。

誰もこんなことが起こるとは予測していなかったでしょう。対応に追われるのは当然です。

つまりどれだけ重症化したとしても満足な治療を受けられない可能性が非常に高いのです。

まとめ

ECMOというものがどんなものかはわかっていただけたと思います。

今できる最先端の治療ではありますが完璧ではないのも当然です。

かかってしまう前に、かからないための予防を。

これは個人だけの問題ではなく世界中で考えなければいけない問題です。

今一度、冷静に重大さを考えてみましょう。

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