【新型コロナ】医師たちが本当にチェックしているサイトとは?

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連日、新型コロナウイルスの報道ばかりで飽和している状態になってきています。

そんな中だからこそ「信頼できる情報」をチェックするのは非常に重要になってきます。

医療ジャーナリスト・放射線診断専門医、松村むつみさんが発信している情報をまとめ紹介していきます。

松村さんの周囲の医師の方などやSNSで交流のある医師たちがチェックしているサイトをピックアップしています。

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公的サイトをチェック

やはり、一番信頼性が高いのは公的機関のサイトだ。日本の厚生労働省のサイトは見やすいレイアウトとは言えないが、情報は日々更新されている。自治体の対策サイトは、自治体にもよるがかなり見やすくなっている。また、世界保健機関(以下、WHO)やアメリカ疾病予防管理センター (以下、CDC)のサイトなどは、レイアウトも工夫され一般の方にもわかりやすくなっているので、ぜひ覗いてみてほしい。

文春オンライン

他にも自治体のサイト、WHOなどを挙げられていたが、やはり公的機関の運営によるサイトは信頼性はあると言えるだろう。

むしろ、ここの情報が正しくなければいったい何を見たら良いんだと思ってしまうが。

医師がニュースよりもチェックしているものとは?

1:論文

新型コロナウイルス感染症に関しては、世界中で、次から次へと論文が出されている。医師たちが、「サイトを見る」よりも熱心にしていることは、「新しい論文を探す」ことだそう。

 新型コロナウイルス感染症に関しては、現在、多くの一流医学雑誌が、公共性を重んじて論文を無料で公開している。英文医学雑誌にも様々な種類があり、信頼性も様々だが、臨床医学の一流雑誌といわれるNew England Journal of Medicine 、LancetおよびJAMAは、多くの医師がチェックしている。

文春オンライン

The New England Journal of MedicineのHP: https://www.nejm.org  
The LancetのHP:https://www.thelancet.com
JAMA のHP:https://jamanetwork.com

医学雑誌は現在、コロナを大々的に取り上げていることが多くなっているの情報の探しやすさも上がっている。また、海外の一流誌ではTwitterでの発信も盛んだということ。

気になった方はフォローしてチェックするのも良いだろう。

しかし一つ注意点があります。

それは査読前の論文が掲載されているサイトであるかどうか

査読」とは、複数の専門家により、論文の内容をチェックし、学術誌への掲載の可否判断や修正を行うシステムのこと。新型コロナウイルス感染症では、「medRxiv」(メドアーカイブと読む)という医学分野における査読前の論文を掲載するサイトに多くの論文が投稿されている。

文春オンライン

今回のような、日々情報が更新されるテーマでは、このようなサイトの役割は大きく、多くの医師がこのサイトから情報を得ているのだそう。しかし、注意しなければならないのは、査読前の論文はプロによるクオリティチェックを経ていないという点です。

以前、JBpressに、「New England Journal of Medicineの論文で空気感染が証明された」という趣旨の記事が掲載されたが、これは、査読前にmedRxivに投稿された論文をもとにした誤情報だった。その後、当該論文はNew England Journal of Medicineに掲載されたが、空気感染の証明ではなくエアロゾル内のウイルス活性に関する論文だったことがわかった(JB pressは当該記事を削除し謝罪しているhttps://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59729)。査読前論文は、医師でも評価が難しいため、一般の方が見ることはおすすめしない。

文春オンライン

2:公的ではないが役に立つサイト

1) 新型コロナウイルス対策ダッシュボード

株式会社jig.jp が提供するダッシュボードです。都道府県の、感染症ベッド数や入院の状況をリアルタイムで把握することができます。医療的な観点から、どの都道府県の対策に注力するべきなのか、ひとつの参考になります。

2) 東洋経済オンライン「新型コロナウイルス国内感染の状況」

新型コロナウイルス 国内感染の状況
日本国内において現在確定している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を厚生労働省の報道発表資料からビジュアル化した

 民間のサイトの中では、ここを参照している医師はちらほらいるそうです。国内感染の状況に関しては、シンプルでわかりやすくなっています。全国の新規・累計感染者数だけではなく、重症者数・退院者数も見ることができ、1ページで様々な情報が得ルことができます。

 日々の新規患者数は検査数に依存するが、検査数は日によってばらつきが大きいです。そのため、全体的な傾向をつかむには一定区間の平均を区間をずらしながら求めたもの(統計学で「移動平均」と呼ばれる)を見ることが重要になるが、移動平均も見ることができます。

3:専門家の発信

新型コロナ感染症が専門外の医師は、主として専門家の発信を参考にしているとのこと。松村さんもその一人だという。マスメディアの報道が妥当なのかどうかを判断する上でも、専門家の意見は貴重になる。

1) 高山義浩医師のFacebook

https://www.facebook.com/people/高山義浩/100001305489071

 感染症の専門家である、沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科の副部長、高山義浩氏のFacebookは、周囲の医師からもわかりやすいと評判で、FacebookやTwitterでよくシェアされているそう。一般公開されており一般の方も読むことができます

 5月5日の記事では、沖縄の出口戦略案が、各国の出口戦略を参照しつつ、わかりやすくまとめられているが、5月10日の最新の投稿では、解除後に大きな第二波を迎えた北海道を例に挙げつつ、「解除は段階的に、慎重に」とよびかけています。

2) 忽那賢志医師のYahoo!ニュース個人

わかりやすく説明されている必読記事

忽那賢志の記事一覧 - 個人 - Yahoo!ニュース
忽那賢志の記事一覧です。感染症専門医。2004年に山口大学医学部を卒業し、2012年より国立国際医療研究センター 国際感染症センターに勤務。感染症全般を専門とするが、特に新興再興感染症、輸入感染症の診療に従事し、水際対策の最前線で診療にあたっている ※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません...

 同じく、感染症の専門家で、積極的に発信も行っている忽那賢志医師のYahoo!ニュース個人の記事は、多くの医師が読んでいるとのこと。

 連休直前の4月29日に書かれた記事では、東京の「医療崩壊」危機が回避され、やや余裕ができたが、病院内のマスクやガウンなどの物資がまだまだ足りないことが伝えられています。また、積極的介入を行って感染者を減らし、その後も持続的介入により感染者を低い水準に保つことを、外国の研究者から引用した「ハンマー アンド ダンス」という言葉を用いてわかりやすく説明しています。

コロナ治療薬候補についても、適切な時期に速やかに説明記事が出るので必読だ。5月2日には、早期承認が見込まれるレムデシビルが本当に効果があるのかについて、科学的見地から論じている(5月7日に承認された)。

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3) 「コロナ専門家有志の会」の発信

コロナ専門家有志の会
政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された専門家の有志の会です。全世代のみなさまに拡散してほしいメッセージをお知らせしています。一人でも多くの方に私たちのメッセージが伝わり「秒で理解、秒で拡散」されるよう努めます。ともに困難を乗り越えましょう。

 政府の専門家会議にも所属する専門家らが、有志で発信しているnoteのページもあります。医療者向けというよりは一般向けの情報が多いが、わかりやすく、現在の方針を理解することができます。

最近の重要な発信は、4月29日の「PCR検査で陰性証明はできません」というものだ。「PCR検査陰性」は、必ずしも「感染していない」ことを証明できない。これまでもいくつかのメディアが伝えてきた事実だが、なかなか理解されにくく、繰り返し伝えるべきテーマと思われる。

文春オンライン

 同サイトの中には、「管理職の方に知ってほしい4つのポイント」の解説があり、非常に重要とのことです。

まとめ

今回は医師たちが実際に使用しているサイトをまとめました。

情報が飽和し、何を信じたら良いかわからない状態が続いていますが、少しでも多くの人に正しい情報が届けばと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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